本日7/2(月)から、東証でマーケットメイク制度が始まりました。
ご存知ない方のために、マーケットメイク制度について、解説しますね。
ETFの流動性を増やすためのマーケットメイク制度
マーケットメイク制度は、ETFの流動性を増やすために始まった制度です。
そもそも、流動性とは、どの程度ETFが取引されているか、取引量を表す言葉です。
ETFでよく問題にされるのが、取引量が少ないので、
・売りたいときに売れない可能性がある
・買いたい時に適正な値段で注文が出されておらず、不利な値段で買ってしまう
などがデメリットとして挙げられていました。
マーケットメイク制度は、この問題を解決するために、専門業者がずっと売買の注文を出し続けてくれる制度です。
東証が身銭を切って導入
この制度、東証が注文を出してくれるマーケットメイカーに対して、手数料などのインセンティブを与えるもので、東証が身銭を切ってまで導入したものです。
日本では流動性の問題や、投資信託が流行っていることもあり、ETFが流行しませんでした。ですが、投資にかかるコストは、投資信託よりもETFの方が低い傾向にあります。
東証としても、投資家を育てるために、マーケットメイク制度を使って長期の資産形成をサポートしていきたい、という思惑がありそうです。
制度については、詳しくはこちらの東証マネ部!のホームページに載っていますよ。
どの銘柄がマーケットメイク制度の対象なの?
記事執筆時点で、98銘柄が対象になっています。
国内外の株式、債権、不動産など多数の選択肢がありますよ。
銘柄一覧はこちらのホームページから。
まとめ:国内ETFに注目!
今回のマーケットメイク制度で、東証がETFに力を入れていこうとしていることがわかります。
ETFもどんどん種類が豊富になって、流動性の問題も解消されれば、有力な投資先として世間に認知されていくことでしょう。
僕もETFの残高を日々投資で増加させていってます。皆さんもETF投資を加速してはいかがでしょう?