株で大事な貯金をなくした人。。悲しいですね。
投資はもうコリゴリ……。
でも諦めるのはまだ早いですよ!
今回は、そんな人たちに向けて、安心・安全な投資方法である「分散つみたて投資」を紹介します。
↑株で損した人のイメージ画像です。iPad ProとAppleペンで5分で書きました。
- 勝てない理由は、投資対象と、投資タイミングが間違っているから
- 株価の予測なんてやめてしまえばいい
- 時間をかけて小分けにして投資することで、高値掴みを避けよう
- 株や債券などいろんな商品に分散しよう
- 投資する地域も分散しよう、できれば世界中に!
- 分散つみたて投資の方法
- まとめ:分散つみたて投資で楽しい投資ライフを
勝てない理由は、投資対象と、投資タイミングが間違っているから
株をはじめとする投資は、 「安く買って高く売る」ことで利益をだすのが基本です。
損をするのはなぜか、それは「高く買って安く売ったから」です。
こんな風に書くととても単純な話に見えますが、「安く買って高く売る」のはとても難しい事です。なぜなら明日の株価は誰にもわからないからです。
プロのトレーダーだって、明日の株価を当てるなんて不可能です。プロも何度も相場を読み間違えて、リーマンショックをはじめとする金融危機では、いくつもの証券会社や銀行が倒産しました。
株価の予測なんてやめてしまえばいい
明日の株価が当たられる技術があるのなら、みんな大金持ちになっているはずですね。ただ、現実には明日の株価は分かりません。
であれば、そもそも株価の予測なんてしなければいいんです。
しかし、どうやって株価を予測せずに、安く買って高く売るんでしょうか。
時間をかけて小分けにして投資することで、高値掴みを避けよう
いつ株価が上がるか下がるか分からないのであれば、小分けにして少しずつ投資すればいいんです。
典型的な負けパターンとしては、株価が跳ね上がった時に高値掴みをしてしまう、事があります。(以下の絵のようなパターンですね)
こういう高値掴みをしないように、小分けにして購入すれば高値掴みのリスクを避けることができます。
タイミングは細かければ細かい程いいですし(ただし手数料がかかる場合は別)、長期に渡って買い続けるほど損しにくいです。貯金の一部を投資に回すといいですね。
小分けで投資するには投資信託がオススメ、個別株はイマイチ
小分けで投資する際には、投資信託をオススメします。一定金額を継続して積み立てる仕組みがすでに整っていますので。
各証券会社でもこういった小分けで投資する「つみたて(積立)投資」の設定が準備されていることがほとんどです。
その中でもオススメはSBI証券です。なんと、「毎日」積立ができます。
ふつうの証券会社だと、毎月が多いですね。SBI証券は一歩先をいっています。
また、SBI証券では積立金額も「100円」からと、とても細かく設定できるのでオススメですよ~。投資信託も、手数料無料で購入できるものが沢山あります。
こういう一定金額を定期的に積立投資する手法を、「ドルコスト平均法」といいます。
一方で、個別株は積立には向いてないです。一株数十万円とかする株を積立投資で買うには、膨大な資金が必要ですから。大金持ちなら別ですが……。
株や債券などいろんな商品に分散しよう
さて、ドルコスト平均法が高値掴みを避けるために有効なのは分かっていただけたと思います。ただ、このドルコスト平均法にも一つだけ負けパターンがあります。
それは「右肩下がりのチャート」です。
ドルコスト平均法はどこかで価格が上がるタイミングがないと勝てません。
最終的に価格がゼロになってしまえば、どれだけ積立してもダメです。
こういったリスクを避けるために、株式だけでなく、債券や不動産、金銀などの商品、更には現金にも分散投資するといいでしょう。
「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。一つのカゴに全ての卵を入れてしまうと、カゴを落とした時に全ての卵が割れてしまいます。
複数のカゴに分けて卵を入れておけば、カゴを落としても他の卵は無事です。
投資する地域も分散しよう、できれば世界中に!
日本は今後、少子高齢化で経済全体が縮小していくと言われています。そうすると景気も下向きとなり、株価も下がってしまいます。
一方、世界全体に目を向けると、アメリカはITバブルが今後も続くと予測されていますし、新興国は人口も増えて経済は好調です。
世界全体では、今後もますます人口が増えて、経済規模は拡大していく見込みです。
分散投資の対象は、日本だけに限らず、先進国・新興国も含めた世界全体に投資するのがオススメですよ。
分散つみたて投資の方法
さて、ここまで紹介してきた「積立投資」と「分散投資」の2つを組み合わせれば最強です。高確率で安定した成果をだすことができるでしょう。
どうやってこの分散つみたて投資を実践するか、方法をお伝えしますね。
その1:バランス型投資信託を購入
投資信託なら簡単に分散つみたて投資を実現できます。
一番簡単なのは最初から分散投資の仕組みが出来上がっている「バランス型投資信託」を購入することです。
バランス型投資信託では、セゾン投信の「セゾン バンガード グローバルバランスファンド」が代表的ですよ。運用成績もとても安定しています。
インデックスファンドという投資にかかるコストを抑えた商品です。
セゾン投信にはもう一つ「セゾン資産形成の達人ファンド」もあります。こちらも全世界への分散投資です。「セゾン バンガード グローバルバランスファンド」と比べ、プロのファンドマネージャー運用するため投資にかかるコストは高いのですが、より高い成績を打ち出しています。
なんと2007年の運用開始から、基準価額(株価のようなものです)が2倍になっています。100万円分買っていれば200万円になってるってことです。スゴイですね。
どちらも人気のあってオススメの投信ですので、気になったら積立てみてはいかがでしょうか。
セゾン投信の中野社長は本も出してますので、分散つみたて投資に興味のある方はこちらも参考になりますよ。
その2:ロボアドバイザーにお任せ
最近流行りのロボアドバイザー投資もオススメですよ。
WealthNaviとTHEOが有名です。
どちらもロボアドバイザーの口座に入金するだけで、自動的に投資をはじめてくれます。
それぞれの特徴を説明しますね。
WealthNavi
最低投資額は10万円から。昔は100万円や30万円だったこともあったのですが、段々と引き下げられてきています。利用者数を増やしたいんでしょうね。
ノーベル賞の理論に基づき、自動で投資を行ってくれます。
ぼくも投資していますよ。半年くらい運用してますが、プラス5,000円くらいになってます。結構上がり下がりあるので、一時4万円くらい儲かったこともありました。
THEO
こちらも有名なTHEOです。Wealthnaiとロボアドバイザー界の二台巨塔と言えますね。
最低1万円からはじめられます。Wealthnaviよりも購入する銘柄数が多いのも特徴です。
ぼくはTHEOもやってますよ~。こちらはマイナス100円になってますが、買う時期で結構変わりますし、一時的なものだと思ってます。
下のグラフでもわかると思いますが、結構上下しますので。
下がったらまた買えばいいんです。更に安く投資できるので、逆にお得です。
まとめ:分散つみたて投資で楽しい投資ライフを
分散つみたて投資について、今回まとめてみました。いかがだったでしょうか。
個別の株に全力投資するのと比べて、ゆっくり余裕をもって楽しく投資できそうだと思いませんか?
個別株の激しい値動きに疲れたら、分散つみたて投資で落ち着いて資産形成を考えてみましょう。